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2008.03.15

b*pとの出会い。実は…

こんにちわ。
ブログの中で、いろんな人につっこまれまくっている
ザオウこと山形出身の田舎っぺ中山夏美です。
中山ナツコではなく、夏美です。

天敵!?のカメラマン高橋宗正さんと網走へ取材に行ってきました。
冬支度万全で行ったのに
3月の北海道は意外にもあったかかったです。
もう北国にも春が訪れていました。

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雲ひとつない青空。
網走港からは、知床半島の山々までバッチリ見えた。
左から知床岬、羅臼岳、とかとかとか。

あまりにもハッキリと見える景色の中に
3年前の自分が見えた気がした。

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※3年前の知床半島。

4年前、私には大好きな人がいた。
側にいられるのなら、何を犠牲にしてもいいと思えるほど、
自分の中のすべてを彼が支配していた。

同時に私には、どうしても負けたくない人がいた。
その人は、私のできないことをすべてこなしていた。
私の持っていないものをすべて持っていた。
私が1番欲しかった人の彼女だった。
彼の隣で笑う彼女。
自分の居場所すら見つけられなかった。
彼を好きになって半年が過ぎた
20歳の春の手前のことだ。

何ひとつとして、勝てないのが悔しかった。
誇れるものをひとつも持っていない自分が本気で嫌いだった。
それでも、彼女に負けたくなかった。
好きで、好きで、好きで仕方なかったから。

5月の新緑が濃い緑に変わっていったころになっても
一緒にいた時間を思い出しては、
いろんなことに、うわの空になる日々が続いていた。
変わりたい気持ちと、変えたくない気持ちを天秤にかけたり、
彼女と自分を比べては、ため息をついた。
早く動き出さなければ。前に進まなくては。
ぼんやりとした頭の片隅にちょっとだけそんな思いを隠しながら。

そんな私に飛び込んできた雑誌の広告ページ。
「今しかできな旅。ジンセイを変える旅。」
そして、「失恋したときに行く島」の文字。

これだ!
隠していた気持ちが頭の中に広がっていった。

それが私と「b*p」の出会いなのだ。

b*pを購入した私は、1ページ、1ページを
隅から隅まで、一字一句逃すことなく読みまくった。
もう、私の頭の中は、今までの自分を捨て去ることでいっぱいになった。

そして9月。
21歳のバースデー割引で航空券を買い、
北海道へと旅に出た。8日間の初めての一人旅。
1番の目的を、知床半島の羅臼岳に登ることにし、
北海道7日間乗り放題チケットを購入して
電車とバスで周った。

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羅臼岳にてガイドの方と。

初めて往復10時間の登山を経験。
登り始めていきなりの急坂に辛さを感じながらも
終始笑顔が絶えない。
あのとき、どんな登りにも、長い道のりの辛さよりも
「楽しさ」が勝っていたように思う。

旅を終えて帰ってきた私は、
彼女への劣等感は残っていたし、彼への思いは薄れた程度だった。
正直、結局大きな変化なんて得られなかったと思う。
だけど、知らない土地でひとりになって、たくさんのことを考え、
今の自分と、過去の自分と、未来の自分と
イヤになるほど向き合って話した
長い、長い時間だけは、しっかりと私の中に残っていた。

そして、今回再びこの地を踏んだ。
3年前、札幌から乗った寝台列車が網走に到着したとき
早朝のオホーツク海を見て涙がこぼれた自分を
思い出して、笑えてきた。

きっとあのとき、一歩を踏み出したことで、私は新しい自分と出会えたのだ。
あれから3年間の間に起こったさまざまな出来事を知っている
今の私なら、それがわかる。
旅をした場所に再び訪れたことで、
あのときに忘れてきた大事な落し物を
見つけられた気がした。


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今年は、流氷がアタリ年だそうですよ。


(中山夏美)


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